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概要

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12専務が行く~酒蔵訪問~広島県広島市安芸津町株式会社今田酒造本店先日私の大好きな日本酒の一つ、『富久長』を醸す株式会社今田酒造本店様に伺いました。ご対応いただいたのは他でもありません、皆様ご存知のスーパー女性杜氏今田美穂さんです。瀬戸内海に面した杜氏の里「安芸津町」にて温故知新、先人が残してくれた酒造りの伝統と技術を重んじながら、そこに新しい感性を注ぎ込み、女性ならではのキメの細かい味わいを醸し続けている素晴らしい酒蔵さんです。『富久長』と言えば、幻の酒米「八反草」ですね。広島の酒造好適米として広く知られる「八反錦」「八反」など八反系のルーツ、広島酒米のルーツにあたるお米です。栽培が難しく、農業の近代化と共に無くなっていったこのお米を『富久長』が見事に復活させ、全国で『富久長』だけが使用しています。この煙突のある風景も酒蔵町ならではです。味のある佇まいで、とても懐かしい雰囲気でした。1が八反草2が山田錦です。1210kgずつ手作業による洗米から、こだわりの蒸し、全て手作りの麹、大吟醸と同じ長期低温もろみで全ての酒を醸す手間と温度管理など、そのこだわりは造りの全ての過程に及びます。搾ったお酒は最も美味しいタイミングで瓶詰めされます。この際、活性炭による濾過は行いません。加熱殺菌は全て瓶火入れで行い、お酒のダメージを最小限に抑えています。貯蔵は瓶詰めしてから行われますが、このあたりも非常に手間とコストがかかるため、普通は大吟醸などの特別なお酒にのみ用いられる手法です。一回に9?0?0?L?の仕込み。モロミを全量槽?ふね?で絞っています。とても清潔に管理されていました。麹室毎年進化を続ける『富久長』。これからも注目し、販売していきたいと思います。柴健宏こんなかわいいボトルもありました。