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概要

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11専務が行く~酒蔵訪問~兵庫県宍粟市山陽盃酒造柴健宏先日、こだわり通信6月号でもお伝えしました、第2回酒‐1グランプリで、「クールジャパン部門」グランプリを受賞した兵庫県宍粟市(しそうし)の山陽盃酒造さんへ行ってまいりました。ご対応は、壺阪(つぼさか)専務にしていただきました。創業1837年、今年で178年目を迎えた由緒正しき歴史ある酒蔵さんです。現在は35歳の専務と同世代の社員2名との合計3名でお酒造りをされています。「大変ですね」と聞いてみたところ、「部活の合宿のようで、結構楽しいですよ」と仰っていました。酒造りのこだわりが沢山ある中で、特に原料処理をより良くすることに注力されています。洗米機はお馴染みのウッドソン。10キロごとに米をジェット気泡で洗いヌカや汚れを落とすので、割米がほとんどなく、これにより圧倒的に品質の再現性が高まったそうです。また、26BYから新しい甑(こしき)も導入されました。これにより、高温の乾燥蒸気でムラなく蒸すことができ、酒造りに最適の外硬内軟な蒸米が、今まで以上にうまく作れるようになったそうですお酒の味わいを年々より良くするため、最大限の努力と投資をされていることがひしひしと伝わってきました。これから益々成長されて、より一層力をつけていく予感を感じられずにはいられない、本当に楽しみな酒蔵さんでした。今回お伺いして分けていただいた「播州一献純米酒」と「播州一献純米吟醸」を、キャンペーン商品として販売させていただきます。乞うご期待!壺阪専務、本当にありがとうございました。重要建造物に認定された入口この辺りはあの「官兵衛」縁の地だそうですまた、様々な料理に合わせることができる幅広い味わいのラインナップを醸すため、酒質に合わせていくつかの酵母を使い分けなければならないそうで、酵母の混合を避けるための定温発酵室を作っていました。飽くなきチャレンジ精神から来る、細部にわたるまで徹底された環境づくりが、結果として、きれいで透き通った中に個性を主張するバランスを作り上げているのでしょう。時代を感じさせる佇まいですお馴染みウッドソン中古車とほぼ同じ価格!昔、大量に使っていた大きいサイズのタンクの使用をやめ、今は丁寧に目が届くサイズまでのもののみを使っています壺阪専務と播州一献とは、”播州産の米と水を使った播州のお酒を、一献どうぞ”という意味なのだそうです。No.145