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概要

senmuga

そして2軒目にうかがったのは、株式会社 男山本店さん。菅原社長にご対応いただきました。最近現在47歳の柏かしわ杜氏に代替わりされてから、より酒質も上がり、多くの賞を受賞しています。代表銘柄は、「蒼天伝(そうてんでん)」。気仙沼の蒼天のように澄んださわやかな味わいをコンセプトとしています。造りに使うお米で特に思い入れが強いのが、平成9年に宮城県初の酒造好適米として誕生した「蔵の華」。酵母も宮城県の酵母を使っています。火入れはプレートヒーターを使い、お酒に余計なストレスを与えないよう工夫をされています。今回伺った両蔵共に、地元の風土や文化をこよなく愛し、それを少しでも多くの方にお酒を通じて伝えていこうとする姿勢に大変感銘を受けました。柴田屋酒店は、こういう造り手の想いと、全国各地のすばらしい文化を大事にしていきたいと思っています。今回うかがった両蔵のお酒を、今号のキャンペーンでご案内いたします。是非お試しください。宜しくお願いいたします。専務がゆく <酒蔵探訪>宮城県角星様・男山本店様先日宮城県は気仙沼へ行ってまいりました。あの3・11以降3年間で少しずつ復興が進んでいました。そんな中、震災で被害を受けた酒蔵さん2軒に行って参りました。まずうかがったのが、株式会社 角星さん。斉藤社長にご対応いただきました。メインブランドの「両国」を柱に1906年より酒造りに取り組まれてきました。そんな中、あの震災で本店が流されてしまったそうです。震災を免れた2本のタンクを製品にする際、まだ電気も通っていなかったせいもあり、発電機を借りてきて何とかお酒を搾ったそうです。そんな中で出来たお酒につけた名前が「船尾灯 ともしび」です。復興に向けた人々の希望の灯になるようにとの想いを込めてつけたそうです。斉藤社長いわく、3年経って復興を支援して、という特需はなくなったそうです。社長はそれが逆に良いとおっしゃっていました。情けで商品を売るのではなく、蔵元と杜氏、そして蔵人のこだわりと想いを込めたお酒を正々堂々と販売していきたいとのこと。そんな思いのこもった美味しいお酒を弊社でも販売していきたいと思いました。柴健宏