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概要

senmuga

柴泰宏そして、このミラノ進出への後押しをしてくれたのが「ミラノ万博」です。私は3年前に、次回の国際万博がミラノで「食」をテーマに開催されることを知りました。また、和食がユネスコの無形文化財になり、東京でオリンピックが開催されることが決まりました。こうした出来事が重なったこともあり、今後増々増えるであろう、海外から日本へくるお客様の一番の目的は「食事」だそうです。これから日本の外食の流れが、インバウンドからアウトバウンドに変わっていくには最強のチャンスです。日本パビリオンは1時間10分待ちでしたが、日本人は全くいませんでした。「命について・田植えや収穫?調理?箸の使い方」まで、日本の食文化を多方面からアプローチしていました。最後には、「未来レストラン」と題して、食材(お野菜・お魚・お肉)の中から自分の好きなものをお箸で選び、さらに春夏秋冬の四季を選ぶとバーチャルの料理が目の前に現れます。そして徐々に季節が変わり、四季折々のお料理がでてきます。もし外国人がこれを見たら、必ず「和食」を食べたくなるはずです。内部は写真の撮影が禁止のためご紹介できず残念ですが、10月末まで開催していますので、イタリアを訪問される方がいましたら、「ミラノ万博」に行かれるのもいいと思います。パリ、バルセロナ、ミラノを見てきて一番感じたのは、「和食」が人気だということ。日本人よりも、現地の豊かな層が当り前の様に箸を使って和食を食べ日本酒を飲んでいます。10年後、世界中から必要とされる日本の外食のために、柴田屋として何ができるのか?これからも挑戦していきます!日本館内にある“美濃吉”さん。日本でいただくのと遜色なく、コスパの良さに驚かされました。今回、S-1の理事を務める安田さんと岡崎さんには現地で大変お世話になりました。ありがとうございました。11No.145