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概要

senmuno

今月のひとり言毎度ありがとうございます。先日4月8日、弊社 柴田屋酒店の新たな挑戦が始まりました。「社長がゆく」でもご紹介しますがタイのバンコクにて酒屋を経営するというものです。言語や文化の違う土地で、新しいチームで成果を作るのです。そこで大事になるのがチーム作りです。成果を出す組織、チームには、幾つかの共通点があるように思います。その中の一つがバランスではないでしょうか?会社の経営においても、社長の人間性、統率力、カリスマ性、発想力、行動力、が素晴らしい会社でも、実際に業務を遂行する際のリーダー、管理者が経営者の方針、情熱を十分に理解し、明確に伝えられなければ、成果は思ったようにはできません。また、リーダーが想いを持って的確な指示をしていても、実際に行動する社員さん達やアルバイトさんたちが、与えられた役割を理解せず、自分勝手に仕事をしていたら、やっぱり成果は出せないでしょう。当然のことですが、社長を含めた会社組織を構成している各々が、社長と同じような熱い想いを持ち、全員が本気で、各自の役割を全うするという基本姿勢があるチームとした時に、組織を構成する人達の性質、タイプのバランスが成果と大いに関係があるのです。発想力に優れた社長の元には、そのアイデアを、より具体的に組み立て戦略を練る参謀が必要ですし、戦略を実際に行動に落とし込む際に、自分で背中を見せながら、明解な指示と進捗管理できるリーダーが必要です。そして何より実際にスピード感を持ってミスなく行動する実動部隊があって初めて成果が出るのでしょう。各々タイプの違う人間が一緒に同じ想いを持って仕事をする、大変なことですよね。同じ性格の人ばかりで組織を構成すると、相手の考えていること、行動も大体予想がつきますし、効率もいいように思います。しかし、その組織は、一辺倒に偏り柔軟性や広い対応力、永続的な経営力に問題がある組織になってしまいます。違う性質、違う経験、違う知識、の人間が、同じ価値観と目的を持ち、同じ想いを持って集まり行動することで、強い組織、成果を作り出す組織ができるのではないでしょうか。柴田屋酒店も各々の存在を承認し、長所を大いに役立て、各自の役割に責任を持って仕事をする強い組織になっていけるよう努力してまいります。皆様方のご繁盛、飲食業界の発展のために、柴田屋酒店はこれからもがんばります!今月のひとり言毎度ありがとうございます。今年に入り、アベノミクス効果で株価は上昇し続け、企業収益も増えており、日本経済に漂っていた閉塞感は吹き払われつつあります。しかし、今のところ賃金は横ばいで、景気回復を実感する人はまだ多くはありませんが、若干富裕層の消費が上がってきているようです。高価格帯のシャンパンやワインも少しずつではありますが動き始めてきたように思います。そんな中、雇用に目を向けてみますと、大手企業がここ数年新卒採用を自粛し、コスト削減に力を入れてきた中で、来期は雇用増に転じるようです。外食産業としては、より厳しい人財難の時代がやってきそうです。こうなってくると、大切になってくるのが、教育と辞めない仕組み作りですね。人を正しく教育し、高いモチベーションで仕事をしてもらうことで、永続的に続く強い組織ができるのではないでしょうか?要になるのはやっぱりリーダーです。リーダーには二通りあるといわれます。一つは、自分が先頭に立ってすべてを推し進めていくタイプ。もう一つは、コーディネーターとして人財を適材適所に配置し、的確で明快な指示をし、部下に完全に業務と責任を渡して力を発揮させるタイプです。前者は松下幸之助や本田宗一郎のようなほんの一部の人間に過ぎません。ほとんどの組織のリーダーは後者として組織を支えています。しかしよく耳にするのが、「部下が育たない」と嘆くリーダーの声。そういうリーダーが陥りやすいのが、自分がやった方が早いしうまくいく、自分と同じ成果はまだ出せない、という錯覚です。確かに今すぐは無理かもしれません。しかし自分も最初から出来たわけではないでしょうし、多くの失敗の中から成長してきたのではないでしょうか?ましてや、一人でできることなんて微々たる物です。一人では大きな成果は出せません。リーダーは自分じゃないとできない、という自己暗示を開放し、勇気を持って仕事を渡してみるのが部下の成長につながります。ここで間違えがちなのが、責任の所在です。業務を渡す際に一緒に責任を渡します。そうしないと部下の依存傾向は変わりません。しかし、最終責任は、初めは持っていたほうがいいでしょう。上司が無責任にならないためです。私の好きなことば、『やってみせ、いって聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ』山本五十六いそろく(太平洋戦争時の元帥・海軍大将・連合艦隊司令長官)の名言です。教育は忍耐力の要る仕事ですね。柴田屋酒店も社員とお客様の幸せ、そして飲食業界の発展のために、社員と共に成長していきます。今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。