ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

senmuno

今月のひとり言毎度ありがとうございます。きましたー!2020年東京オリンピック!おめでとうございます!日本でオリンピックを見ることができるなんて思ってもみませんでした。いろんなことが言われていますが、この7年間は大なり小なり、いろんなところで恩恵が増えるように思います。決定の日の猪瀬東京都知事のインタビューを聞きました。取材記者の質問で、「五輪招致の勝因は?」と聞かれ、迷わず「チームワークの勝利です」とおっしゃっていました。高円宮妃久子様の凛とした中に優しさ、誠実さに溢れたスピーチをはじめ、滝川クリステルの「おもてなし」など、全員で勝ち取った勝利だったと思います。ということで、今回は「チームワーク」について考えてみました。私は学生時代13年間バスケットボールをやってきました。バスケットボールもチームスポーツです。ただ経験のある方はおわかりかもしれませんが、バスケットの基本は「1対1」です。5対5のスポーツなのですが、実際は1対1× 5セットという感じです。1対1で優位に立てるセットが5つあったら確実に勝利します。これがひとつもないと勝てる可能性はほぼありません。ディフェンス(守り)のときに1対1で戦って突破されたところがあれば、2番手選手がフォローしに、自分の1対1の相手を離れて行きます。するとその離れた相手選手にパスが回り、得点されてしまうことがよくあります。要するに1対1でまずは負けないための個人ごとのスキルが大切です。そのために地道に日々練習をするわけです。私が思うチームワークとは、まずは自分のことは自分でちゃんとできる、その上で余裕があれば周りに対してフォローをするという順番が大事なのだと思います。王貞治さんの名言にこんな言葉があります。自分のためにやるからこそ、それがチームのためになるのであって、「チームのために」なんて言うやつは言い訳するからね。オレは監督としても、自分のためにやっている人が結果的にチームのためになると思う。自分のためにやる人がね、一番、自分に厳しいんですよ。何々のためとか言う人は、うまくいかないときの言い訳が生まれてきちゃうものだから」まずは一人ひとりが自分の成果のために努力し、結果チームやお店や会社の成果につながっていくのでしょう。柴田屋酒店の今年度45期のテーマは「自立」です。社員一人ひとりがまずは自分個人の成長、そして仲間の成長、会社の理念の実現に向けて今年も頑張っていきます。宜しくお願いいたします。今月のひとり言毎度ありがとうございます。早いもので、今年も後2ヶ月で終わろうとしています。気のせいか毎年一年が早くなってきているように感じます。残りの2ケ月で何とか今年はいい年だったと言えるようにしたいですね。そんな中、いい一年、いい人生ってどういうことでしょう?尊敬する稲盛和夫氏の名言をご紹介します。「今日より良き明日のために人生でただ一つ滅びないもの」私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。その根本的な問いかけに、私は真正面から、それは「心を高める」こと「魂を磨く」ことにあると答えたいと思います。欲に迷い、惑うのが、人間という生物の性です。放っておけば、私たちは際限なく財産や地位、名誉を欲しがり、快楽に溺れかねない存在です。生きている限り、衣食が足りていなくてはなりませんし、不自由なく暮らしてけるだけのお金も必要です。立身出世を望むことも生きるエネルギーとなるだけに、一概に否定するべきでもないでしょう。しかし、そういうものはいくらたくさん溜め込んだとしても、どれ一つとしてあの世へ持ち越すことはできません。この世のことは、この世限りで一旦清算しなくてはならないのです。そのような中で、たった一つだけ滅びないものがあるとすれば、それは、「魂」というものなのではないでしょうか。死を迎えるときには、現世でつくりあげた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、「魂」だけ携えて、新しい旅立ちをしなくてはなりません。だから、「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は、「生まれたときより、少しでもましな人間になる、すなわち、わずかなりとも美しく崇高な魂を持って死んでいくためだ」と答えます。「試練は魂を磨く絶好の機会」様々な苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながら、息絶えるその日まで、倦あぐまず弛たゆまず一所懸命に生きていく。その日々を磨ま砂さごとして、人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきたときよりも少しでも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。私はこのことよりほかに、人間が生きる目的はないと思うのです。昨日よりましな今日、今日より良き明日であろうと、日々誠実に努め続ける。その弛まぬ営みにこそ私たちが生きる目的や価値が、たしかに存在しているのではないでしょうか。生きていくということは、苦しいことのほうが多いものです、ときに、なぜ自分だけがこんなに苦労をするのかと、神や仏を恨みたくなることもあるでしょう。しかしそのような苦しき人生だからこそ、この苦は「魂」を磨くための試練だと考える必要があるのです。人生における労苦とは、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。試練を、そのように絶好の成長の機会として捉えることができる人、さらには、人生とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場であると考えられる人、そういう人こそが、限りある人生を、豊かで実り多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができるのです。困難はいやなものと思っていましたが、自分が磨かれているのですね。臆することなく、ドンドンぶつかって行きましょう!