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概要

senmuno

今月のひとり言【PDCAサイクル】①私達は、自分でものを考え行動するようになった時から、いろんな場面で無意識のうちに、このPDCAをまわして生活をしています。子供のころの遊びの中で、または部活動や受験勉強などで。ですが、仕事の中ではそれを意識的に行うことが中々難しいようです。効率よく成果を作り、継続していくためにPDCAを活用することがとても大切です。もっと言えば、このサイクルを回さない限りは、多くの目標達成への活動は、単発的な思いつき作業で終わってしまいます。その結果「今回は、目標が達成できなかった。目標を変えましょう」とか「今回は、なんとなく目標達成しているから、いいかな」と言うようになります。これでは、いつまで経っても、目標達成への活動のレベルを上げられません。PDCAがうまく回らないときのひとつの原因にあげられやすいのが、P段階、つまり企画段階でその企画(計画や目標)が、十分に 検討、討議されていないケースです。例えば目標は、トップダウンの「売上20%増!」とか、通常3カ月かかりそうな業務計画が、1カ月でやる等。しっかりと検討、討議されていない計画や目標は、関係メンバーの中に、不平不満や疑心が生まれてしまうので、前に進みにくいものです。P段階では、しっかりと検討、討議をして、皆が同じ方向に向くことを、意識して活動することが大切です。また十分に討議された内容を、書面にしておくことも大切です。折角、十分に討議された内容も、書面に落とされていないと、風化してしまいます。3カ月くらい経てば、十分討議した内容も、多くは忘れ去られてしまうことが多いのです。 風化するだけでなく、C段階の作業に支障をきたす場合もあります。まずは、しっかりと書面化しましょう。もうひとつP段階で起こしやすいミスは、数値目標がないことです。数値目標がないことは、C段階で、○か×かが判明しません。○×が判明しないと、A段階で、改善企画が出てきません。ということで、C段階、A段階を効果的なものにするために、P段階で目標は数値に落としましょう。例えば、目標を、「お客様の満足度を上げる行動をしよう。」としたとします。この目標では、C段階の時に、○なのか× なのか明確に判断できません。そうなると、「やったことの何が良くて、何が悪いのか」「次回はどうすればいいのか?」といったA段階の討議は全くできなくなります。実際目標を数値に落とすのは難しく、そして数値に追われるのは怖いですが、P段階の目標は、必ず数値に落とし、5W3Hでより具体的で明確にしましょう。まだP段階だけのご説明ですが、長くなってしまいましたので今号はここまでとさせていただきます。今月も宜しくお願いいたします!今月のひとり言【PDCAサイクル】②前回の続きです。PDCAサイクルの次はD段階です。ここまでくれば、あとは立てた5W3Hの計画通りに(DO)やるだけです。明確になった計画を実際に実行するわけですが、実施中は、検証時のために記録を残す、気付いたことをメモして、またチェック時にきちんとした検証をするためにも、決して中断することなく計画を実施することが大切です。そして、C段階です(CHECK)。「チェック」は、計画に沿って実行した経過がどうか、その進捗管理をすることです。計画どおりにできているか(計数計画、行動計画について検証)、「何が、どのように問題だったのか」、「改善できるのか、できないのか」など、計画した内容と細かく照らし合わせ、客観的に分析することが必要です。実際に実行してみて始めてわかることも多くあります。計画通りにいっていなければ、考えられる原因は大きく分けて2つ。①計画通りに実行したか。②計画に誤りは無かったかです。そして、そのC段階を受けてA段階(ACTION)「行動」です。分析した内容をまとめ、今後どうしていくかの検討をします。「どこを、どのように改善するのか」「無理・無駄」「必要・不必要」など、計画に沿っていなかった部分の具体的改善方法を見つけ出し、軌道修正した上で次の計画に反映させます。重要なのは、「客観的な検証と、次のプランニングに的確に反映させること」です。「A」まで行っておきながら、そのままにしていたのでは、PDCAの好循環スパイラルは見込めません。2号に亘り、PDCAサイクルについて書かせていただきましたが、柴田屋酒店の場合、この先頭にGをつけています。G=ゴールです。どうなりたいか、どうしたいのか、ゴールのイメージをぼんやりとした白黒の絵ではなく、高画質フルカラーの動画のように明確にイメージすることが大切だと思っています。もうひとつ大切に思っていることは、C=チェックです。「チェックは目標達成に向けた執念のあらわれ」とし、特にリーダーや管理職の方々には意識を高く持ってもらいます。チェックによって、計画は適切だったのか、実行はきっちりされていたのかが見える化され、良かった部分の更なる強化や悪かった部分の原因究明および方向修正ができるようになるからです。これからも、柴田屋酒店は、お客様のご繁盛とご発展、そして社員の成長と幸せのためにG→P→D→C→Aをぐるぐる回していきます。今後とも宜しくお願いいたします!