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概要

senmuno

今月のひとり言【原理原則】毎度ありがとうございます。最近特に市場の変化のスピードが、一層速くなってきているように思います。お客様のニーズも然りです。浜焼きやとろ箱系といわれる魚業態が流行っていたかと思うと、熟成肉や馬肉を柱とする肉業態の人気が上がってきたり、イタリアのバールやスペインバル、ビストロなどリーズナブルなワイン業態が流行っていたかと思うと、地酒を扱うお店が注目されだしたり、目まぐるしいスピードです。「次は何が流行るんでしょうね?」と聞かれることもありますが、私は予想屋でもジャーナリストでもないので良くわかりません。ただ、この流れに乗り遅れると市場からおいてかれてしまうのでしょう。こんな変化の激しい時代の中、お客様の細かなニーズの変化や、繁盛している会社やお店の戦略と行動、他業界の成功や失敗事例、世界規模での社会情勢、学ぶべきことはたくさんありますが、そういう情報を入手する努力、アンテナを高くしておくことは大切なことです。ただ、もっと大切なのは、その情報から自社や自店の方針や行動をスピーディに変える発想力と行動力ではないでしょうか?そんな新しい決断や行動を起こすときの判断基準、考え方の基本とするべきなのが、「原理原則」だと思います。あの稲盛和夫氏も言っています。「常に、原理原則を基準として判断し、行動しなければなりません。とかく陥りがちな、常識とか慣例などを例に引いた判断行動があってはなりません。常識や経験だけでは、新しいことに遭遇した場合、どうしても解決がつかず、そのたびにうろたえることになるからです。かねてから原理原則に基づいた判断をしていれば、どんな局面でも迷うことはありません。原理原則に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、人として正しいことを正しいままに貫いていこうということです。人としての道理に基づいた判断であれば、時間、空間を超えて、どんな環境でも通じていくものです。そのため、このような判断基準を常に持っている人は、未知の世界に飛び込んでも、決してうろたえたりはしないのです。新しい分野を切り開き、発展していくのは、豊富な経験を持っているからではありません。常識を備えているからでもありません。人間としての本質を見すえ、原理原則に基づいた判断をしているからです。」柴田屋酒店でもこの原理原則を判断の基準とし、経営をしています。お客様のご繁盛を応援する。社員の成長と幸せを創造する。飲食業界の発展に貢献する。お客様に感動をお届けする・・・。これからも一層がんばっていきます!今月のひとり言毎度ありがとうございます。今月9月から、柴田屋酒店は46期目を向かえ、新たなスタートを切りました。新しい経営計画を立て、方針を決め、戦略を練り、役割を決め、今年もコツコツと着実に進めて行きます。今回も経営計画書を作成するにあたり、社長以下経営幹部で45期の振り返りをし、出来たことと出来なかったこと、良かったところと悪かったところを明確にして、良かった理由と悪かった理由を分析しました。日頃は当たり前にしていたことや、こうあるべき、と新たに始めたことなど、いたるところに理由が隠れていて、年に一度の振り返り分析の大切さをひしひしと感じました。それを受け今期46期はどこに力を集中し、いつ誰が何をするのか?を決めました。やることだけでなく、やらないことを決めることも大切ですね。適財適所、最強の布陣で今年も突っ走ります!ここ数年こういう経営的観点で会社の方針を考えるときに、良く持ち出されるのがランチェスター戦略です。皆さんの方が良くご存知だと思いますが、柴田屋酒店は確実に「弱者」の戦略です。ということで、弱者の基本戦略「差別化戦略」「一点集中」「局地戦」「接近戦」でいきます。今年度も柴田屋酒店は、絆を大切に、お客様の成長と幸せのために挑戦し、飲食業界の発展に貢献します!宜しくお願いいたします。