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概要

senmuno

1業界ニュース~ご繁盛のヒント~業界のあらゆるニュースから、ご繁盛のヒントをお届けいたします。柴健宏今月のひとりごと毎度ありがとうございます。先月、新たな仲間である新入社員を迎え、各社でも新たな組織、チームが動き出したことと思います。一ヶ月がたち、その状況はいかがでしょうか?柴田屋酒店にも14名の新入社員を迎えました。彼ら、彼女たちが、5年後、10年後の柴田屋酒店を背負って立つ人財に育ってくれるように関わっていかなければなりません。しかし、なかなか簡単なことではないですよね。以前にもここに記した、山本五十六の「【人を動かす】やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」この言葉には、次のような続きがありました。「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」私もそうですが、新人に仕事を教える人がよく陥りがちなのが、自分も最初はわからないことばかりで、できないことばかりだったことをつい忘れてしまい、「なんでわからないの?」とか「何度言わせるんだ!」とイラッとしてしまうことです。人は、大なり小なり〝自尊心〟を持っています。アメリカを代表する哲学者であり心理学者のウィリアム・ジェームスは、「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持である」と言っています。少なくとも私は、そんなに優秀な人間ではありません。ただ少しだけ長く生きていたり、少しだけ長く酒屋という仕事、営業という仕事をしている中で、経験を多くしたから、新人よりもノウハウや知識があるだけのことです。もっと言えば、その間、会社からお給料をもらい、時には人に迷惑もかけてきたのです。そう考えてみると、新人に対して「どうしたらできるようになるか?」「生き生きと仕事をしてもらうためには?」という気持ちがふつふつと湧いてきて、イラッとしなくなります。今年も柴田屋酒店は、お客様と共に成長するため、山本五十六の言葉を胸に、社員教育に力を入れてまいります。宜しくお願いいたします。《ミラノ万博、「食」をテーマに開幕》「食」をテーマに本年、イタリア・ミラノで開催される「2015年ミラノ国際博覧会」(ミラノ万博:5月1日~10月31日)。世界各国の食文化を発信すると共に、飢餓や肥満など地球規模の食糧問題に光を当てるのが狙い。148カ国・機関が参加し、54カ国が独自の展示館を設置する。◆ミラノ万博・日本館政府が出展する日本館のイベント広場に参加する自治体・団体が「食」のイベントを計画。各地の食文化や伝統芸能などのイベントを通じ、日本の多様性を伝える。◆注目の日本食和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを追い風に、すでに一般的となっているメニュー以外にも、たくさんの日本食があることをアピールし、イタリアやヨーロッパでの日本食人気をさらに高めることを目指す。外国でも日本のお酒を美味しい状態で飲んでもらいたい、柴田屋がいつかその役目を担いたい。そう考え、3年前から準備してまいりました。5月18日ついに私達はミラノに本拠地を置き、イタリア全土に営業展開していきます。そしてその先は、フランスやドイツといったヨーロッパ各地へと繋がっています。今回の万博はテーマが「食」ということもあり、たくさんの人たちに和食を知ってもらう機会となることでしょう。和酒においても同じ状況にあると思います。これをきっかけに、日本食に興味を持った外国の方たちに、健全な状態のお酒を届けられるよう今後も努力してまいります。No.142