ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

senmuno

1業界ニュース~ご繁盛のヒント~業界のあらゆるニュースから、ご繁盛のヒントをお届けいたします。詳細記事もご用意しておりますので、ご入用の方は担当営業までご連絡ください。柴健宏今月のひとりごと毎度ありがとうございます。いよいよ暑くなってきましたね!近年、特に首都圏ではクラフトビールが楽しめるお店が続々と新規オープンしています。この時期、雑誌やフリーペーパーではこぞって特集を組んで、いたるところで毎週のように「ビアフェス」が開催され、多くの人が詰めかけています。さすが「とりあえずビール!」の国だなーと思うと共に、自分もその一員であることを再認識します。ビールの魅力は、まずなんといっても「味わい」「のど越し」「キレ」ですが、「人と人の輪」をつくる作用も大きな要素の一つだと思います。おいしいビールを飲ませる良いお店は、スタッフがその日のアイテムについて丁寧に教えてくれますし、こちらからの質問にも答えてくれます。そう言えば、よいお店、特にお酒・アルコール(ドリンク)がおいしく提供されているお店は、ご繁盛している確率が高いと聞いたことがあります。調べてみると、生ビールの洗浄をしっかりしているお店と、そうでないお店の前年売上比は、10%以上の差が出るらしいのです。その上、ワインや日本酒などの商品知識や、造り手さんの情報を学び共有したり、ソムリエや利き酒師の資格を持つ、お客様にこちらからおすすめをご提案する、ご相談にのることで、そのカテゴリーの商品の販売量が30%~50%増え、多いところでは200%になったという事例もあるようです。驚きですね!最近柴田屋酒店では、アイドルタイムにお店に伺って、実際にワインを提供するホールスタッフの方々と一緒に、ワインの簡単な知識を学ぶ勉強会を開催させていただいています。また、日本酒勉強会や、造り手さんやワインインポーターさんをお招きし、料理とお酒のマリアージュを体験しながらお客様と一緒に学ぶ「蔵元を囲む会」や「ワインの夕べ」といった会を企画しております。少しでもお店のご繁盛にご協力できたらという想いから、このようなイベントを始めています。(とは言っても、まだまだ私共も不慣れで、一緒に勉強させていただいているような状況ですが・・・)もしもそういったご要望がありましたら、是非弊社担当か、会社の方までご連絡ください。共に学び、共に成長していきましょう!皆様のご連絡をお待ちいたしております!《消費税UPには「強み」で対抗》◆外食単価アップ・頻度ダウン2015年4月の外食市場調査で、外食一回当たりの単価は前年同月比3.5%増の2531円だった。過去一か月の外食頻度は4.27回と前年同期より0.12回減少。外食市場規模は、前年比マイナス73億円の3461億円であった。【出典:リクルートライフスタイル3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】客単価が上がった理由に、「消費税の影響」「食材価格の上昇などによる全体的な値上げ」が考えられる。◆避けられない消費税10%2017年4月1日に、消費税が10%に引き上げられる。これにより客数・売り上げが減少するのではないかと、多くの飲食店経営者は危機感を抱いている。外食頻度が減るということは、お客様にしてみても貴重な外食の機会ということになるので、失敗したくないと店選びは慎重になると思われる。◆「強み」「価値」を伝える値上げ売り上げを増やすためには、客数・単価のアップが必要。客数を増やすことは容易ではなく、それならば客単価を上げるしかないが、単に店都合で値上げしたのでは、客足が遠のいてしまう。カギとなるのは店の「強み」。食材の質を上げる、ここでしか食べられないといった「価値」が価格を上回っていれば、値上げをしたとしてもお客様に選ばれる店となる。この機会を、店の強みを再確認するチャンスととらえ、改革する姿勢が必要となってくる。柴田屋酒店では「シバの日試飲会・セミナー」や「ソムリエ試験対策講座」といった飲食店様のバックアップを行っております。是非こういった機会を最大限にご活用いただき、お店の強み作りにお役立ていただければと思います。no.144