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概要

shibanohi

KODAWARI http://8 www.shibataya.co.jp/◆秋とんぼ(あきとんぼ)1.8L 3000円〈NO.90558〉絞 ってから半年の間、しっかりと熟成をさせ、味わいにも深みが出てきて飲み頃を迎えていることが感じられました。しっかりとキレる爽快な辛口で、50度くらいのお燗がおススメと蔵元さんが言っていたのもうなずけました。◆肥前杜氏(ひぜんとうじ) 純米1.8L 2015円〈NO.84740〉飲み飽きしなく、スッキリとしていて、旨さの中に深い味わいとコクのあるお酒です。このコクがお燗にすることによりふくらみを感じさせました。冷酒でも楽しめますが、これも是非お燗で試して頂きたいです。◆黒帯悠々(くろおびゆうゆう)純米1.8L 2200円〈NO.9719〉吟醸仕込みと純米仕込みとをブレンドすることにより、切れの良い芳醇な旨味を持つ辛口に仕上げたと蔵元さんから聞きました。さらに蔵内でじっくりと熟成させました。この熟成感がゆったりと落ち着きのある「悠々」とした味わいを感じさせお燗にぴったりとの印象をうけました。地酒試飲会レビューす っかり秋も深まってまいりました。食欲の秋を実感する日々をおくっております。秋の味覚と日本酒、日本に生まれてよかったと実感する日々であります。柴田屋ではそんな季節を少し先取りした10月22日火曜日に、「一歩進んだお燗特集」と題してお燗にあう日本酒を集めてご提案させていただきました。今回、参加していただいた蔵元様たちはみんな酒燗器を持参する気合の入りようでした。お燗をしたお酒と冷やしたお酒の飲み比べは、興味深いものがありました。なかなかお店では体験できませんが、お燗にしたときのお酒のふくらみや優しさ、旨みがより増して感じられて勉強になりました。来場して頂いたお店様も、とても真剣な眼差しで試飲されていたのが印象的でした。お燗はまさに食とあわせるものです。お店で出すお料理を頭の中で想像しながら、「どういった食とお酒を合わせるか考えながら試していた」と、ある店主さまが語ってくれました。今回も私が試飲した中で何点か「これはお燗にあう」と感じた商品をご紹介させていただきます。◆加賀鳶翔 (かがとび)純米1.8L 1700円〈NO.91174〉契約栽培米・酒造好適米を100%使用。酸味と旨味のバランスのとれた、キレの良いすっきりとした辛口が好印象でお燗にしてもエグミがなく何杯でもいけてしまう印象をもちました。価格も注目です。こだわりだけど、お手軽に。そんな使い勝手のよいお酒だと思いました。◆久保田千寿(くぼたせんじゅ)特別本醸造1.8L 2330円〈NO.312〉ご存知、久保田千寿!大抵は冷でのご提供となると思いますが、今回はあえてお燗にしてのご提案。これが旨い。ほのかな吟香と軽快な中のお米の旨みがぬる燗にして広がっていました。直接あたためて飲むお酒は、世界中に見ても稀だといいます。これから寒くなる中で、ほっこりできるお燗の日本酒はいかがでしょうか。今回はお燗の幅広さを感じられる希少な機会となりました。お燗酒ですが①季節演出、今月のおすすめメニュー、会話のネタ、としてメニューや提供方法にひと手間加えることで、お客様との会話が弾み、関係を深めることができる。②燗の温度帯による味わいの違いや酒質に合わせた温度提案。「熱燗」といえば1種類かと思いきや、飛び切り燗から熱燗、上燗、ぬる燗、人肌燗、日向燗と温度帯が幅広くあり、その違いが同じお酒でも明らかに変わること。③燗をする技法による味わいの傾向。などなど大変勉強になりました。※価格は税別です倉重誠