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概要

shibanohi

9セミナーレビュー~日本のワイン市場セミナー~今回は、昨年及び今年の日本のワイン市場について、株式会社モトックスの本間敦氏にお話いただきました。堅調に伸び続けている市場の内訳が分かるセミナーとなりました。キーポイントは、お客様が価格帯1500~3000円台のものに興味を示し始めている・本物志向になっているという点ですね!◆2014年のワイン市場1概要:日本人一人あたりのワイン消費量は2.92Lと伸び続けている。(2013年は2.78L)2分析:輸入ワインはやや高いものが増えてきた。今までけん引してきた上代500~1500円未満のものが前年割れ、1500~3000円のものが顕著に回復した。3業態別販売状況:業務用酒販店が市場の3割を占めている中、コンビニが大きな市場になりつつある。(高品質・安価なワインを製造、500mlサイズのワインを多く導入)注目すべきはネットショップで、デパートでの売り上げの3倍以上となっており、大きく成長している。4通関実績:スティルワイン(泡立ちのない普通のワイン)フランス・イタリア・スペインといった伝統国は伸びず厳しかった。チリ・アルゼンチンは家庭用で、南アフリカは家庭用・業務用共に伸びた。スパークリングワインはホテルや飲食店での宴会需要が増え、非常に回復傾向。◆2015年の市場予測1市場は微増と予測されている。2お客様が品質と味にこだわる本物志向に変わってきている。3家庭用ではリーズナブルなものを、外食時にはちょっといいものを飲みたいという価格の二極化。4宴会需要の高まりによってスパークリングワインの需要も増える。伸びている分野にはきちんとした理由があることがわかりました。ワインはもはやブームで飲むのではなく、日本の生活に深く浸透してきています。これらを上手くとらえて商売に活かすことが、ご繁盛にも繋がるのではないでしょか。no.144